釣り初心者のための釣り糸(ライン)の基礎知識と選び方
釣りで使用される釣り糸(ライン)には様々なものがありますが選択はそれほど難しいことではありません。
この記事では釣り糸(ライン)の基礎知識として、釣り初心者や、これから釣りを始めようとしている方に向けて、釣り糸(ライン)の種類と特徴、そして購入時の選び方のヒントなどについてご紹介していきたいと思います。
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この記事の目次
釣り糸(ライン)の基礎
当然のことながらこれが無いと釣りにならないわけですが、釣りをする上で釣り糸(ライン)のことを知っておくことは、釣果やゲーム性を最大化するためには必要なことです。
ここでは主にルアーフィッシングで使用される釣り糸(ライン)についてご紹介していますが、素材や強度、太さなどの概念はどのジャンルの釣りにおいても共通することですので、参考にしてもらえればと思います。
釣り糸(ライン)の太さと強度
釣り糸(ライン)の太さは「号」という単位で1.5号、2.0号などと表示され、数字が大きいほど太くなります。
一方、釣り糸の強度は重さの単位:ポンド(lb)(※)で表示されており、その釣り糸(ライン)がどのくらいの重さに耐えられるのかということを表しています。
なお、「号」と同じく数字が大きくなるほど強度が高くなりますが、これに伴って太くなるのが一般的です。
(※):1ポンド = 453.592g
釣り具(タックル)とのバランスが大切
釣り糸(ライン)の選択は、ロッドやリール、また対象魚とのバランスが大切です。
小型魚を釣る道具で太すぎる釣り糸(ライン)の組み合わせだと釣りにくくなり、釣り本来のゲーム性も激減してしまいます。
ラインカラーは釣果に影響するか?
結論から言ってしまうと、「色は釣果に影響する」です。
例えば、渓流などのクリアウォーターの場合、あまり派手な色の釣り糸(ライン)は避けるべきです。
流れのある水面や水中でエサとなる小さな虫などを目ざとく見つけることができる魚達にとって、派手な色の釣り糸(ライン)は違和感の何物でもないわけです。
派手な色 or 見やすい = 魚に違和感を与えるリスクが高い
ということを念頭に釣り糸(ライン)を選択するようにしましょう。
釣り糸(ライン)の素材と特徴
ここでは、釣り糸(ライン)の素材と、その特徴について見ていきたいと思います。
ナイロンライン
最も一般的で、古くから釣り糸(ライン)として使用されています。
同一強度表示であれば、他の物と比べて弱いということはありませんが、「伸びる」という弱点があります。
この伸びにより魚のアタリが取りにくかったり(感度が悪い)、アワセに影響する場合があります。
価格的に安価なため釣り初心者さんが使うにはポピュラーなナイロンラインは、リールのスプールになじみ易くて扱いやすいですが、逆に言うと巻癖が付きやすいとも言えます。
プロロカーボンライン
ナイロンに比べ伸びが少なく感度が良いため、現在はルアーフィッシングにおけるスタンダードといっても良いでしょう。
価格的にはナイロンよりも若干高価ですが耐久性があるのがフロロカーボンラインの特徴です。
PE(ピーイー)ライン
極細の繊維で編み込まれた釣り糸(ライン)で高強度でほとんど伸びないという特徴があります。
このため、魚の微妙なアタリに対する感度が抜群です。
価格的には他の2つに比べると高価(物にもよりますが)なものが多く、ルアーフィッシングでは比較的ポピュラーな釣り糸(ライン)です。
ルアー以外では例えば、繊細なアタリを取る必要があるワカサギ釣りなどでも多く使われている釣り糸(ライン)です。
PEラインは、同一強度を比較した場合のラインの細さは他を大きく凌ぎ、その細さから遠投が必要なジャンルの釣りではその威力を発揮します。
ただ、釣り初心者にとっては少し扱いが難しいかもしれません。
これら3つの特徴を一覧表にまとめてみました。(^^)
素材 | ラインの 伸び | 感度 | 耐久性 | 初心者の 扱いやすさ | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
ナイロン | × | △ | △ | ◎ | ◎ |
フロロ カーボン | 〇 | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
PE | ◎ | ◎ | 〇 | △ | △ |
金属製の釣り糸(ライン)もあります
歯の鋭い太刀魚などの大型魚を釣る場合のハリス(※)として使われ、歯でハリスを切られないようにしたり、その他には磯などの岩に擦れて起こるライン切れを防ぐために使用します。
素材としては錆びにくいステンレスなどが使用されることが多く、強度的にも金属のため強靭です。
(※):ハリスとは、釣針を結ぶためにの糸で、通常は道糸より細い糸を使用します。
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