ニジマスの釣り方と新鮮に持ち帰る方法
前回の記事では、ニジマスの釣り方を理解する前に、必要となる道具や仕掛け、エサについて説明をしてきました。
これで道具と仕掛けなどについては理解ができました。
まだの方はこちらの記事を先にご覧くださいね。
「ニジマスの釣り方 道具と仕掛けとエサ」
さて今回はいよいよ、本題のニジマスの釣り方について見ていきたいと思います。
また最後に、釣ったニジマスを美味しく食べるために新鮮な状態で持って帰るためのコツについても簡単に説明しています。
ではさっそく、いってみましょう。(^^)
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この記事の目次
釣れるベストシーズンと時間帯って?
渓流形式の管理釣り場ではニジマスは基本的に通年釣ることができます。
ニジマスは元々低水温環境に順応した魚なので水温が上がる夏場は活性も低くなると言えますが、寒い中での釣りは特に家族連れや女性連れの場合、人間の方が先に根を上げてしまう可能性が高いので、その観点で考えると、真夏を除いた春~秋が気持ちよく釣りをするベストシーズンではないでしょうか。
好釣果が見込める時間帯はズバリ、ちょうどニジマスたちがお腹を空かせる早朝と夕方です。
終日ニジマス釣りをやる場合は、日中に近づくにつれてニジマスの活性は低くなるので日中は、人間の方もそれに合わせてお昼ご飯を食べたり休憩をする方が賢明かも知れませんね。
ただ、管理釣り場では日中に魚を放流してくれる場合もあります。
このニジマスたちはイケスからお腹を空かせた状態で運ばれてくるので、放流直後から活発にエサを捕食するため大チャンスになります。
すかさずチャンスをものにしてください。エサはイクラで爆釣です。(笑)
ニジマスの釣り方
必要な道具と仕掛け、そしてエサについて大体理解できたところで次はいよいよニジマスの釣り方ですね。
釣り方といってもそんなに難しく考える必要はないので安心してください。
ニジマスのいる場所
ニジマスは顔を上流に向けてエサが流れてくるのを待ち構えています。
そして効率よく捕食するために流れてくるエサが集中しやすくて、できれば自分の身を隠せる場所を好みます。
ですので流れが少なく水深のあるような場所(イラストX)はあまりいい場所とは言えません。
逆にこの場所に見えるニジマスは活性が低いので釣るのが難しいと言えます。(放流直後はここでも爆釣はあり得ます)
以上を踏まえて初心者でも釣りやすくていい結果が出やすい場所(ポイント)を紹介します。
イラストと一緒にご覧ください。
・上流からの水が流れ落ちる場所。(イラストA)
・流れる水が岩などに当たって水流に変化のある場所。(イラストB)
・岩の裏側の流れ。(イラストC)
イラストに記載のあるDなどの場所もニジマスの潜む場所として好条件がそろっていますが、初心者には釣りにくかったり根がかりなどのリスクが高くなるのであまりおすすめしません。
もちろん果敢に攻める姿勢は否定はしませんよ。(笑)
仕掛けを流すルート
上記ポイントに仕掛けを投入したら終わりではなく、次にエサをニジマスがいるであろう場所にうまく運んでやる必要があります。
ニジマスの釣り方の中で最も重要な部分ともいえます。
初心者でも狙いやすくて最も有力な流すルートは、ポイントAから仕掛けを投入してポイントBを通るSのルートです。
ポイントAとポイントBの間あたりに立つと狙いやすいと思います。
水深
流すルートも大切ですが、ニジマスがいる水深(タナといいます)にエサを運ぶことも良い釣果を得るためには重要になります。
その時のニジマスの活性状態にもよりますが、エサを追う範囲がある程度決まっているため、この範囲に上手くエサを運び込んでやる必要があります。
また、ニジマスの定位する水深は水温に大きく左右されるので、ウキからエサまでの長さを最初は60cm位にしておき、ニジマスの反応を見ながら20cm~40cmを目安に上下させてみましょう。
アワセ方(ニジマスの掛け方)
ニジマスのアタリは最初は、エサをついばむような動きのあとスッと吸い込むので、このスッのタイミングで釣竿をサッと軽く立てるようにします。
遅すぎても当然ダメですし、タイミングは合っていても竿を力いっぱい立てたりすると、そのままスッポ抜けたりハリスが切れたりしてしまうのでタイミングを合わせて素早くかつ慎重にが重要になります。
仕掛けを流し始めたらウキから目を離すのは厳禁。せっかくのチャンスを見逃すことになってしまいますよ。
もう一度確認するとこんな感じです。
①最初ウキが小刻みに揺れる。(エサをつついている)
②ウキがスッと水中に沈む。(エサをしっかり咥えた瞬間)
③素早く丁寧に竿を立てる。(感覚的には時計の10時のところから1時)
④おめでとう!ニジマス ヒット!
魚は新鮮な状態で持ち帰えろう!
釣ったニジマスは、やっぱり美味しくいただきたいですよね。
そのためには魚をできるだけ新鮮な状態で持ち帰りたいもの。
釣ったニジマスをその都度すぐに絞めてクーラーボックスに入れるのもいいですが、いちいち手間もかかるし大変です。
帰る直前まで生かしておいて後でまとめてやった方が断然楽だし新鮮さも保てます。
ここでは、釣ったニジマスを持って帰るときの新鮮さを保つコツを簡単に説明します。
・ビクやスカリと呼ばれる袋状の網に入れて生かしておく。
・帰る直前にニジマスを捌いてエラと内臓、血合いなどをキレイに取り除く。
・捌いたニジマスをビニール袋に入れて軽く塩を振っておく。
・魚の入ったビニール袋を新聞紙で包む。(※)
・氷の入ったクーラーボックス(発泡スチロールでも可)に入れて持ち帰る。
※:必須ではないけど魚が氷焼けするのを防ぐことができます。
いかがでしたか?2回にわたり説明してきた「ニジマスの釣り方」。
自分の子供や彼女の前で恥をかかないよう(笑)、今回の記事で得た知識をフル活用してニジマス釣りを思う存分楽しんでくださいねっ!
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