アジのルアー釣り(アジング)の道具と仕掛け-ロッドの感度が最重要!
今回はアジングについてお伝えしていきます。
釣って楽しく、食べて美味しい、ここ数年で人気急上昇中のアジングですが、今回の記事では防波堤などの陸っぱり(おかっぱり)アジングに必要な基本的な道具と仕掛けの説明を図解などを交えながら紹介していきましょう。
アジ釣りと言えば、夏のシーズンに防波堤でやるサビキ釣りがお手軽で人気がありますが、ご存知のようにサビキ釣りではサビキという疑似餌を使います。
疑似餌で釣れるということは、同じ疑似餌であるルアーでも釣れるハズ。
そういった中で生まれたのがアジのルアー釣り「アジング」です。
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この記事の目次
アジングのシーズンと時間帯
道具や仕掛けの話の前にアジ釣りのシーズンや釣りの時間帯について確認してみましょう。
アジ釣りのシーズンと言えば夏場のイメージが強いですが、楽しめる時期は地域によってズレはあるものの、おおよそ5月~12月で、アジングのシーズンもこれに準じたものとなります。
5月~12月と言いましたが、この期間が釣りの旬ということで、真冬でない限りは基本的に年間を通して釣ることができるのが魅力ですね。
アジングの時間帯は、やはり日の出、日の入り時間帯のマズメ狙いが好釣果につなげるための秘訣です。
ご存知のようにアジは回遊魚なので、日中でも上手く当たればいい釣りが出来ることがありますが、アジングの時間帯のオススメはズバリ!夜間です。
アジングをする場所
防波堤の先端や港、磯場や岩場など潮の流れがあってアジの群れの通り道になっている場所を見つけることが大切です。
防波堤や港はなどは足場が良く釣り易いですが、エサ釣りやサビキ釣りの方も多くいるので、トラブルにならないよう少し離れた場所の選択が必要になる場合もあります。
また、磯場や岩場は足場の悪さから釣り人も少ないことが多いですが、スパイクや夜間であればヘッドライトの着用など十分な安全対策を行いましょう。
アジングの道具
アジングのロッド
アジングをするうえで最も重要と言えるロッドは、アジング専用ロッドなら、張りがあり遠投が可能、少し長めでアジの吸い込みアタリに敏感に反応してロッドの先端(穂先)が曲がるものが適しています。
アジングの人気に伴って、アジング専用ロッドが多く販売されていますが、メバリングの少し硬めのロッドもアジングと兼用ができるので、どちらもやろうと思っているなら、メバリングロッドを選択する手もあります。
長さは8フィート前後を目安にすれば良いでしょう。
アジングのリール
スピニングリールの2000番~2500番が最適なサイズです。
注意点としては、海水の塩分がリールにとっては良くないので、ソルト対応のスピニングリールを使用しましょう。
メバリングリールとの兼用でも問題ありません。
スピニングリールに関しては、こちらの記事も参考にしてください。
「スピニングリールのサイズと失敗しないための選び方」
アジングのライン
アジングに使用するラインは、ナイロンかフロロカーボンの4~5lb(約1.8~2.3kg)前後のラインをリールの糸巻き量の規定分(※)を巻いておけばOKです。
※:リールのサイズとスプールによってラインのキャパシティは変わってきます。
最近では、アジング人気によって、さまざまなロッドやリール、ルアーが登場する中、ラインシステムにも変化が出てきていて、ナイロン主体から、軽量のルアーでもより遠く飛ばすことができ、アジのアタリをダイレクトにキャッチできるPEラインへと主流が移ってきています。0.2~0.4号のPEラインの先に、さらにフロロカーボンライン4~6lb程度のショックリーダーを1.5mほど足してからルアーを結びます。
釣り糸の知識に関して、下記の記事も参考にしてみてください。
「釣り初心者のための釣り糸(ライン)の基礎知識と選び方」
アジングのルアー
アジングで多用するルアーは、ジグヘッドと呼ばれるフックとオモリが一体化したジグヘッドをワームに刺して使う仕掛けが最もポピュラーです。
これ以外にスプリットショットを使ったものや、小型のメタルジグを使った仕掛けもありますので、状況に合わせて使い分けるようにしましょう。
ルアー選択の注意点としては、アジは口がは小さくて弱いので、アジがルアーを吸い込める長さと太さ、そしてフックの大きさである必要があります。
ワームの長さは1.5インチ前後のストレートでほっそりしたタイプ(メバリング用が使用可能)、ジグヘッドはヘッドが小さくて、フックの幅が狭いスリムなものを選択するようにしましょう。
ワーム仕掛けについては、こちらの記事も参考にしてみてください。
「ブラックバス・シーバスのルアー釣りの道具と基本的な仕掛け」
アジングのルアー仕掛けとやり方図解
ここまでアジングのシーズンとポイント、仕掛けと必要な道具についての基礎を説明してきましたが、最後にもう一度アジングの仕掛けとやり方について図解しておきましょう。(記事先頭の画像と同じです)
アジングの仕掛けとやり方図解
アジングのやり方はとっても簡単!
① アジが回遊してきそうな潮の流れや潮目を読んでルアーをキャストし、中層から表層をゆっくり一定の速度でトレースします。
② トレース時はタダ巻きや、竿先でチョンチョンとアクションを付けたり、ルアーを巻いたり止めたりするのも効果的です。
③ アタリが無い場合は、ルアーの色やサイズをいろいろとローテーションしてみましょう。
④ アタリがあったら、スッとロッドを立てるイメージで合わせます。
※アジは口がとても弱い魚なので、取り込みに時間をかけすぎると口が切れたりフックの傷が広がってバラす確率が高くなりますので、上手くかけることができたら、焦らずになるべく短時間で取り込むようにしましょう。
アジングに適したリールとロッド選びのポイントに関しての記事も合わせてご覧ください。
「アジングリールのおすすめスペックとランキング!」
「アジングロッド1本目は柔軟のソリッドか感度のチューブラーか?」
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