釣り糸の結び方-漁師結びは素早く無駄なく結べる優れた結び方
釣バリに釣り糸を結ぶ方法として「内掛け結び」と「外掛け結び」が2大結びと呼ばれていますが、今回ご紹介する「漁師結び」という結び方も実用的なハリ結びの1つです。
漁師さんが釣バリに釣り糸を結ぶ場合、内掛け結びや外掛け結びなどの手間がかかる結び方では効率が悪くなってしまいます。
かといって、手早く結べるだけですぐにほどけてしまっては意味がありません。
そんな中で編み出された日本に古くから伝わる結び方で、簡単で手早く結べて接続強度も抜群とまさにプロ仕様の優れた結び方と言えるでしょう。
外掛け結びの方法については、こちらの記事をご覧ください。
内掛け結びの方法については、こちらの記事をご覧ください。
「釣り糸の結び方-よりほどけにくい針と糸の接続方法!内掛け結びを覚えよう!」
それでは、漁師結びの結び方を説明していきたいと思います。
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漁師結びの用途
ラインアイの無い釣バリに釣り糸を結ぶ場合に使用し、なるべく手早く、よりしっかりとしたハリ結びをしたい場合に使用します。
漁師結びの特徴
漁師結びのメリットとデメリットを簡単にまとめてみました。
メリット
・手軽さとは逆に結びが強靭。
・ハリスが短くても無駄なく結べる。
・簡単でコツさえつかめば暗がりでも結ぶことができる。
・結びしろが小さい。
デメリット
・ハリスに対して釣バリが若干傾いてついてしまう。
漁師結びの方法
漁師結びの方法ですが、ここでは釣バリの各部の名称に関しては正しい名称で説明せず、釣バリの頭、お尻などの表現で説明しています。
釣バリの頭:釣バリを立てて見た時に上になる部分
釣バリのお尻:釣針を立てて見た時に下になる部分
1.釣バリに釣り糸を1回絡ませる。(ハリの右側がメインライン)
2.メインラインを捻じって輪を作る。
3.手順2の輪を釣バリの頭側からかぶせる。
4.釣り糸の先端側とメインラインを左右に引き絞める。
5.更にメインラインを捻じって輪を作る。
6.手順5の輪を今度は釣バリのお尻側からかぶせる。
7.釣り糸の先端側を手順6の輪に通す。
8.メインラインと釣り糸の先端を左右に引いて絞め込む。(※)
9.余分をカットして完成。
(※):結び目を絞め込む時は唾液や水で湿らせて摩擦熱による劣化を防ぐようにします。
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