FGノット結束器EZノッターでノーネームノットは結べるか?
EZノッターってFGノット結束器なんですが、このEZノッターを使ってノーネームノットを結ぶことってできないんだろうか?・・・・ふとそんなことを思いつきました。
1つのツールで2つの結びができると何かいいことがあるのか?っていう疑問は置いといて、まずは実践というわけで、とにかくやってみました。
もしFGノット結束専用ツールで別の使い方ができるたら、なんかちょっとお得な気がしませんか?(笑)
ところでPEラインとショックリーダーの結束で最強と言われるFGノットですが、ノーネームノットも結束強度ではかなり信頼ができることで定評があります。
説明中の画像はクリックすると拡大してみることができます。
< スポンサーリンク >
この記事の目次
- 1 EZノッターでノーネームノットが結べるか?
- 2 EZノッターでノーネームノットを結ぶ方法
- 2.1 1.リーダーの端をEZノッターのボビンに巻きとめる
- 2.2 2.リーダー本線側をもう一方のボビンにとめる
- 2.3 3.PEラインを中央のボビンにとめる
- 2.4 4.PEラインをリーダーに巻き絡める
- 2.5 5.PEラインを仮止めする
- 2.6 6.PEラインを巻き戻す
- 2.7 7.PEラインを仮止めする
- 2.8 8.PEライン支線をボビンにとめる
- 2.9 9.ショックリーダー支線側をほどく
- 2.10 10.巻きつけたPEラインの位置をずらす
- 2.11 11.8の字結びを行う
- 2.12 12.8の字結びを締め込む
- 2.13 13.8の字結びとPEライン巻きつけ部分を密着させる
- 2.14 14.PEラインとショックリーダーをボビンに巻きつける
- 2.15 15.PEラインで編み込む(その1)
- 2.16 16.ショックリーダー支線の余分をカットする
- 2.17 17.PEラインで編み込む(その2)
- 2.18 18.PEライン支線の余分をカットして完成
EZノッターでノーネームノットが結べるか?
もったいぶってもしょうがないので結論から言います。
「できますっ!」
いや、ホントにできました。
意外とスマートに、そしてキレイに仕上がります。
これからその詳細なやり方を解説していきますが、その前にノーネームノットの方法を知らないと話にならないので、もしもまだノーネームノットを知らない場合は、まずはこちらの記事も見てみておいてくださいね。
EZノッターでノーネームノットを結ぶ方法
EZノッターでノーネームノットを結ぶには通常とは少し違う方法をとる必要があります。
とは言っても少しの違いなのでそれほど心配する必要はありません。
ノーネームノットでは8の字結びと、ハーフヒッチを組み合わせる必要がありますが、ようはそれぞれのやり方と順番をわかっていればそれほど難しくありません。
それではいきます。
1.リーダーの端をEZノッターのボビンに巻きとめる
最初にショックリーダーの一端をEZノッターのボビンに巻きとめますが、こちら側のリーダーは最終的にカットするので、なるべくムダに長くとらないようにしたいです。
写真のように1~2回巻くだけで十分です。
2.リーダー本線側をもう一方のボビンにとめる
EZノッターを弓状にしてリーダー本線側をもう一方のボビンに6回程度絡めて止めます。
EZノッターは軽くしならせる程度でOKです。
3.PEラインを中央のボビンにとめる
40~50cmの長さのPEラインを余らせてEZノッターの中央のボビンに6回絡めて止めます。
この後、PEラインで編み込みを行っていく必要があるため今回は40cm以上余らせています。
4.PEラインをリーダーに巻き絡める
PEライン支線を引っ張りながらショックリーダーとPEラインが大体直角に交わるようにして、隙間が空かないようにPEラインの支線をショックリーダーにぐるぐると約8回巻きつけます。
ピンっ!と張ったリーダー上に巻きつけるので楽にできると思います。
5.PEラインを仮止めする
巻きつけたPEライン支線がほどけないようにするため、ここでショックリーダーに対して一度ハーフヒッチで仮止めを行います。
ここで一旦抑えていた指は話しても大丈夫です。
以降仮止めのタイミングが休憩タイムです。(笑)
6.PEラインを巻き戻す
仮止めしたPEライン支線を手順4で巻いたPEライン上を8回巻いて最初の位置まで巻き戻します。
7.PEラインを仮止めする
PEライン支線を巻き戻したら、PEライン本線に対してPEライン支線で仮止めを行います。
通常のノーネームノットではこのタイミングでは仮止めは行いませんが、後の作業を楽にするためにあえて仮止めを行っています。
8.PEライン支線をボビンにとめる
巻き戻して仮止めが終わったPEライン支線をEZノッター中央のボビンに巻きとめます。
それほど強いテンションは必要ないのでボビンのシリコンリング(白いリング)に3回ほど巻きつければOKです。
9.ショックリーダー支線側をほどく
一番最初に巻きとめたショックリーダー支線(手順1)をEZノッターのボビンからほどきます。
ボビンからほどくときはEZノッターを更にしならせてラインテンションを緩めてから行うと楽に安全に解くことができます。
10.巻きつけたPEラインの位置をずらす
手順4~7で巻いたPEラインをショックリーダー本線側にずらしてPEラインとショックリーダーが一直線になるようにします。
PEライン巻きつけ部分を人差し指と親指でつまみショックリーダー上を滑らせるようにするとずらすことができます。
(少し力が必要です)
11.8の字結びを行う
PEライン本線と支線をまとめてショックリーダー支線側でラフに8の字結びを行います。
通常のノーネームノットは一番最初に8の字結びを作りますが、EZノッターを使う場合はここで8の字結びを行います。
12.8の字結びを締め込む
なるべくPEライン巻きつけ部分近くで8の字結びを締め込むのが理想です。
13.8の字結びとPEライン巻きつけ部分を密着させる
締め込んだ8の字結びとPEライン巻きつけ部分に隙間があるので、PEライン本線と支線をボビンからほどいてから、ほどいた2本を強く引っ張りながらPEライン巻きつけ部を8の字結び側にずらして密着させます。
14.PEラインとショックリーダーをボビンに巻きつける
EZノッターを弓状にしならせながら手順1で使ったボビンにPEライン本線をしっかり巻きつけます。(8回程度)
次にショックリーダー支線を同じボビンのシリコンリングに巻きつけます。
巻きつける順番はPEラインを先に、次にショックリーダーの順に巻きつけるようにします。
15.PEラインで編み込む(その1)
PEライン本線とショックリーダー支線をまとめてPEライン支線でハーフヒッチで編み込みを行っていきます。
編み込みは必ずPEラインを上から(写真1枚目)、下から(写真2枚目)と合計10回交互に編み込みます。
上から、下からのやり方が分かりづらい場合は、「FGノット結束器ezノッターはホントに簡単?」もご覧ください。
編み込みはPEラインを斜め下に引っ張って一回一回をしっかり締め込む(写真3枚目)ようにします。
16.ショックリーダー支線の余分をカットする
17.PEラインで編み込む(その2)
PEライン本線にPEライン支線で編み込みを10回行います。
編み込みの要領は手順15と同じです。
編み込みが完了したら最後に1回だけ余分に絡めてハーフヒッチ(写真2枚目)を行います。
18.PEライン支線の余分をカットして完成
最後にPEライン支線の余分をかっとしてノーネームノットの完成です。
必要に応じてカットしたショックリーダーとPEラインのカット部分をライターで炙っておきます。
無事にEZノッターでノーネームノットを結ぶ事ができましたが、通常のノーネームノットに比べるとラインに余分が出やすい傾向にあることは覚えておいてください。
とくに手順1でショックリーダーをボビンに巻き過ぎると最終的にムダが多くなりカットしないといけない部分が長くなりますのでご注意ください。
それでも、意外と面倒なノーネームノットが簡単にキレイにできるというメリットは大きいと思います。
< スポンサーリンク >
< スポンサーリンク >