フライタイイングの基本がきっしり!エルクヘアーカディスをマスターしよう!
フライタイイングをはじめてみませんか?
フライフィッシングをはじめて、しばらくすると自分でフライを巻いてみたくなるというのが人情。
フライタイイングの道具を揃えて、いざ巻こうと思った時、さて何がイイかと迷ってしまうこともあると思います。
そこで、今回はタイイングタイイングの手始めにピッタリなエルクヘアーカディスの巻き方についてお伝えしていきたいと思います。
フライタイイングに必要な道具などについての詳細はこちらの記事をご覧ください。
「フライタイイングをはじめるために必要な道具とは? Part1」
「フライタイイングをはじめるために必要な道具とは??Part2」
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この記事の目次
フライタイイングの基本エルクヘアカディス
最盛期のフライフィッシングではドライフライを多用しますが、その中でもエルクヘアカディスは浮力も抜群、ナチュラルドリフトしてもよし、意図的にドラッグかけて誘ってもよし、そして良く釣れるフライとして実績も高いことで良く知られています。
フライタイイングでは、時にいろいろなテクニックや素材を駆使する必要がありますが、エルクヘアカディスのタイイイングは、基本テクニックを学びながら、比較的簡単に巻くことができるのが魅力の一つです。
エルクヘアカディスのタイイング方法
タイイング方法はいろいろとありますが、ここでは筆者が普段実際に行っている方法でエルクヘアカディスのタイイングを説明していきます。
<今回のマテリアル>
フック:#14
スレッド:UNIスレッド6/0のオリーブダン
ダビング材:FLY-RITE #15 ライトオリーブ
ハックル:コックネック グリズリー
ウィング材:ナチュラルカラー エルクヘアー
フックに下巻きする
バイスにフックをセットして、スレッドでフックに下巻を行います。
下巻の終わりは、フックの返しアタリを目安にしましょう。
スレッドの余分をカットして下巻は完了です。
ハックルを留める
下巻したの終わりの所に、ハックルの裏を上にしてスレッドで留めます。
ハックルには裏と表があり、表の方が色が濃くツヤがありますので確認してみてください。
ハックルを止める前に、ハックルの根本のファイバーを5mm程度むしり取ってストークを露出させてから、ストーク部分をフックに当ててスレッド留めます。
ハックルを留めたら、スレッドは下巻の終わりの位置まで巻き戻しておきましょう。
ダビングを行う
ダビングとはボディーと言って細い繊維のマテリアルで、水生昆虫の腹の部分を作ることを言います。
スレッドにダビング材を少な目になるべく細くよりつけましょう。
ダビング材をよりつけたら、ボディーをなるべく均等な太さになるように、フックアイから2mm程手前まで巻き進めていきます。
(エルクヘアーを巻くための余地を取っておきます)
ハックルを巻く
ボディができたら、次はボディーにハックルプライヤーを使ってハックルを巻いて行きます。
フックアイに向かってハックルの間隔が均一になるように慎重に巻いていきましょう。
ボディーの先端までハックルを巻き進めたら、スレッドを数回巻いてハックルを留め、ハックルの余分をカットして完了です。
ここまで来ると、随分フライらしくなってきました。
エルクヘアーの先端を揃える
エルクヘアーを束から適量むしり取りヘアスタッカーを使って毛先を揃えます。
エルクヘアーの根元には細かい産毛がたくさんあって、そのままだとスタッカーしても毛先を揃えにくいので産毛を指でつまんで取り除いておきます。
エルクヘアーをヘアスタッカーに入れて、机などの上でトントントン・・・・と何回か行うと毛先がキレイに揃います。
エルクヘアを巻いてウィングを作る
ヘアスタッカーで毛先を揃えたエルクヘアーをフックの上部に当ててウィングの長さを決めたら、スレッドを3回程軽く巻きます。
ウィングの長さはボディーの終端より2mm程出るくらいの長さで良いでしょう。
スレッドを3回巻いたあと、スレッドを真下にゆっくりと引いて締め込みエルクをフレアさせます。
強過ぎるとスレッドが切れてしまうので注意しながら慎重に行いましょう。
しっかり締め込んだら、更に数回スレッドを巻いて固定したらウィングの作業は完了です。
ヘッドを作る
エルクヘアーの毛先と反対側の束をつまみあげて起こし、その根元にスレッドを数回巻きつけウィングがズレないように補強しておきます。
エルクヘアーの余分をシザースでカットしてヘッド部分の作業は完了です。
ハーフヒッチとヘッドセメントをして完成
ハーフヒッチャーを使って数回ハーフヒッチをして、スレッドの余分をカットします。
最後にヘッドセメントを少量しみこませれば完成です。
下記の公開は終了しました。
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