フライタイイングをはじめるために必要な道具とは? Part1
フライタイイングをはじめるために最低限必要になる道具についてお伝えしていきたいと思います。
フライフィッシングで使うフライ(毛鉤)は、釣具屋さんで購入することができますが、フライフィッシングを続けていくうちに、きっとフライタイイング(フライを巻くこと)に挑戦したくなるでしょう。
実は釣具屋さんで販売されている既製フライって意外と高いんですよね。
いくつかの種類を10個も買えば、すぐに3000円を超えちゃったりします。
そんな理由からも、フライを自作しようと考える方も少なくないでしょう。
でも、いざフライタイイングをはじめようと思っても、どんな道具が必要なのか分からないことも多いハズです。
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この記事の目次
フライタイイングに必要な道具
フライタイイングの道具にはいろいろなものがありますが、最低限必要な道具を揃えればフライタイイングは可能です。
自分のフライタイイングのレベルに合わせて、追々いろんな道具を揃えていけば良いでしょう。
フライタイイング用バイス(フライ用万力)
まずはバイスです。
バイスとは、いわゆる万力のことで、フライタイイングをする上で最も重要な道具です。
バイスの先端にフライフックを挟んで固定して使います。
バイスにもいろいろな種類がありますが、一般的にはデスクの上に置いて使うタイプ(写真左)が多いです。
フライタイイングでは、フックに対していろんな方向から力が加わることが多いので、これを支えられるようにバイスの台座はかなり重くなっています。
デスク上に置くタイプ以外では、ネジでデスクの天板を挟んで固定するタイプ(写真右)があります。
値段的には、使いやすさと機能性によって、3000円前後から、高い物では数万円するものまで様々ですが、とりあえずフライタイイイングをはじめたいということであれば、5000円位のバイスでも十分でしょう。
10000円~以上のバイスは、機能も豊富で、使いやすさの面でもいろいろな工夫がされているものが多いです。
フライタイイング用シザース
フライのマテリアル(素材)やスレッド(巻糸のこと)をカットするためのハサミです。
切れ味と使い勝手の良いシザースを使用するようにしましょう。
フライタイイングにおいて、ハサミの切れ味はフライ完成時のクオリティーを左右すると言っても過言ではありません。
フライタイイング用スレッド
フライタイイングで使用する様々な素材は、スレッド(糸)によって1つずつ巻きとめられていきます。
スレッドがないとフライタイイングはできないわけですが、注意点としてはフライを巻くときのフックサイズに合わせてスレッドの太さを選択する必要があることです。
フックサイズが#20以下と小さい場合は8/0の細いスレッドを使い、#14や#16などの標準的なサイズ場合は6/0の標準的なスレッドを使います。
3/0などの太いスレッドは、ポッパーやストリーマーなど大きいサイズをタイイングするときなどに使用しましょう。
スレッド選択時は太さとカラーに注意して選ぶようにしましょう。
カラーは、ブラック、ブラウン系、オリーブ系、クリーム系あたりを用意しておけば比較的オールマイティーに使用することができます。
フライタイイング用ボビンホルダー
スレッドのシリンダーをホールドしホルダーの先端部にはスレッドを通すための細い筒が取り付けられています。
この筒を通してシリンダーからスレッドをスムーズに引き出す事ができます。
フライタイイングでは、ボビンホルダーが無いとスムーズなスレッドワークは不可能と言えます。
手のひらにしっくりとくる握り心地の良いボビンホルダーを使用しましょう。
ボビンホルダーの筒部分は金属製とセラミックス製のものがありますが、セラミックス製の方がスレッドがスムーズに引き出せるように感じます。
フライタイイング用ハックルプライヤー
ハックルとはフライのボディーなどに巻いて、放射状に広がる毛を作り出すために使用するマテリアルですが、ハックルを指でつまんでキレイに巻いていくのはハッキリ言ってムリでしょう。
ハックルプライヤーを使用すれば同じ力加減で、同じ間隔でキレイにハックルを巻いていくことが可能となります。
この道具もフライタイイングでは必須となる道具です。
フライタイイング用へアースタッカー
フライマテリアルの中には、ディアヘアーやエルクヘアーといった鹿の仲間などの体毛がありますが、これらのマテリアルは一般的に毛皮で切り売りされていることが多く、使用時にシザースを使って自分で必要な量をカットする必要があります。
毛を指で摘まみシザースでカットしますが、この状態では毛先がきちんと揃っておらず、フックに巻きとめるときにバラバラになったり、仕上がりも美しないのです。
こんな時に活躍するのが、ヘアースタッカーという道具です。
使い方はとても簡単で、先ほどシザースを使って皮から切り取った毛を、ヘアースタッカーの筒に入れて、あとはテーブルなどの上でトントン・・・と10数回程度行うことで、毛先がキレイに揃えることができます。
ここまでにいくつかの道具をご紹介してきましたが、これだけではフライタイイングをすることはできません。
今回の記事はここまでですが、次回も「フライタイイングをはじめるために必要な道具とは? Part2」と題して、続きをお伝えしていきたいと思います。
下記の公開は終了しました。
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タグ:バイス, フライタイイングツール
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