釣り糸の「号」や「lb」などの表示ってどんな意味があるの?
釣り糸には、太さや引っ張り強度などによって規格が定められていて、釣り糸の強さを表す単位として、「号」や「lb」などの単位がよく使用されます。
この記事では、釣りをする上で最低限知っておく必要がある釣り糸の太さや強度を表す単位の意味について解説していきたいと思います。
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「号」ってなに?
釣り糸に表示される「号」とは釣り糸の太さを表し、日本では古くから釣り糸の太さを号数を使って表してきました。
号数は規格として規定されており、ナイロンラインの1号は直径が0.148mm以上~0.185mm未満の範囲である必要があります。
もともとナイロンラインで規格化された1号ラインの太さには許容範囲が設定されているため、ナイロンラインはもちろん、ラインの種類がPEラインやフロロカーボンラインなどの場合も含めて、同じ号数表示であっても太さが違う場合があります。
といっても、これは規格の話であって、釣りを数る上で、ここまで厳密な違いを意識する必要は特にないと思います。
号とは釣り糸の太さを表すということを知っておきましょう。
「lb」ってなに?
次は釣り糸に表示される「lb」という単位の読み方は「ポンド」といいます。
ポンドは重さを表す単位で、ボクシングなどでレフェリーが「~・・・パウンドぉ~!・・・!」っていうアナウンスを聞いたことがあると思いますが、あの「ポンド」のことです。
1ポンド = 453.59237グラムです。
約450gと記憶しておけばいいでしょう。
釣り糸の表示では、例えば8lbテストなどと表示されるわけですが、この場合の数字の意味は、8×450g = 3600g。
つまり、「3.6kg未満の荷重に耐えることができる」という意味になります。
ここで注意としては、表示数値の負荷まで耐えられるではなく、それ以上の負荷で釣り糸が切れますよという意味であることを覚えておいてください。
同じlb(ポンド)表示であっても、釣り糸メーカーによって、その対応荷重に違いがありますが、このlb(ポンド)表示についても、釣り糸の知識として知っておく程度でいいでしょう。
1lb(ポンド) = 約450g / 8lb(ポンド)テストなら約3.6kgの引っ張り負荷で釣り糸が切れるという意味であることを覚えておきましょう。
釣り糸の基礎知識として下記の記事も参考にしてみてください。
「号」や「lb」を使わない釣り糸
釣り糸の表示には、「号」や「lb」の表示を使わないものがあります。
その代表的なのがフライフィッシングで使用されるフライラインです。
フライは、その釣り方の特性から一般的に使用される釣り糸とは違い、特殊な釣り糸が使用され、#6や6Ⅹなどの表記が使われています。
フライラインについての基礎知識は、下記の記事を参照してください。
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